豊田地区・現存
行興寺
ぎょうこうじ
時宗の寺院で、天竜川東岸の磐田市池田330番地に所在します。平安時代末期に池田で生まれ平宗盛の寵愛を受けた熊野御前(ゆやごぜん)ゆかりの寺として知られ、熊野御前が手植えしたと伝わる樹齢800年超の藤「熊野の長フジ」は1932年(昭和7年)に国の天然記念物に指定されています。境内には熊野御前とその母の墓所があります。
別称・関連名称熊野の長藤の寺
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この寺院について
時宗の寺院で、天竜川東岸の磐田市池田330番地に所在します。平安時代末期に池田で生まれ平宗盛の寵愛を受けた熊野御前(ゆやごぜん)ゆかりの寺として知られ、熊野御前が手植えしたと伝わる樹齢800年超の藤「熊野の長フジ」は1932年(昭和7年)に国の天然記念物に指定されています。境内には熊野御前とその母の墓所があります。
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歴史と背景
熊野御前の伝承
行興寺は、能楽の演目『熊野(ゆや)』の主人公として知られる熊野御前ゆかりの寺です。熊野御前は平安時代末期に天竜川の渡し場として栄えた池田の地に生まれ、池田庄の庄司藤原重徳の娘と伝えられます。治承4年(1180年)ごろ京へ上り、平清盛の子・平宗盛に仕えてその寵愛を受けましたが、故郷の母の重病を知って遠江国池田へ帰ったと伝えられています。参拝情報サイトでは、本尊の十一面観世音菩薩は熊野御前が信仰したものと伝えられると紹介されています。本堂左手には熊野御前とその母の墓所が並んで保存されています。
国指定天然記念物「熊野の長フジ」
境内には熊野御前が生前に手植えしたと伝えられる藤の古木があり、「熊野の長フジ」として1932年(昭和7年)7月25日に国の天然記念物に指定されました。国指定の株は樹齢800年から850年と推定される老樹です。このほか1972年(昭和47年)9月26日には「熊野の長藤」として5株が静岡県指定天然記念物となっており、こちらは樹齢250年ほどとされます。磐田市の資料でも、国指定1本・県指定5本のフジが池田の行興寺に所在すると記されています。
藤の見頃と現在
藤は例年4月中旬から下旬に見頃を迎え、花房は長いもので1メートル以上に達します。磐田市観光協会は境内に17本の長藤が植えられていると紹介しており、開花期には多くの観光客が訪れます。行興寺の藤は磐田市を代表する花の名所として、市・観光協会の観光情報で毎年案内されています。
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文化財・見どころ
熊野の長フジ
1932年(昭和7年)7月25日指定。熊野御前の手植えと伝わる樹齢800〜850年の藤の古木で、花房は1メートル以上に達します。
熊野の長藤
1972年(昭和47年)9月26日指定の藤5株。樹齢はおよそ250年とされ、国指定株とともに境内の藤棚を形成しています。
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写真で見る境内
初回訪問後に掲載します。
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出典・参考資料
- 行政・公的資料 静岡県知事所轄宗教法人名簿(令和5年3月31日現在)
磐田市内の宗教法人として掲載。参照行: L9284
- 行政・公的資料 行興寺/熊野の長藤(磐田市観光協会)
所在地(池田330)、熊野御前手植え伝承、1932年国天然記念物指定、県指定5株、樹齢850年超、見頃を確認
- 行政・公的資料 熊野の長フジ(磐田市公式ウェブサイト・国指定文化財)
国指定天然記念物1本・県指定天然記念物5本が池田の行興寺に所在すること、熊野御前(平宗盛に仕えた)ゆかりの藤であることを確認
- 民間二次情報 熊野の長フジ(Wikipedia)
国指定1932年7月25日・県指定1972年9月26日の指定年月日、樹齢800〜850年、熊野御前が藤原重徳の娘で1180年上洛の伝承、本堂左側の熊野御前と母の墓所を確認
- 民間二次情報 行興寺の御朱印・アクセス情報(ホトカミ)
宗派が時宗、本尊が十一面観世音菩薩(熊野御前が信仰したと伝わる)であること、御朱印があることを確認